フリーランスで活動、もしくは起業して働こうと考えている人にとって、自分自身の活動の場を広げるためにも、情報発信というのは必須ですよね。
しかし、その発信するための媒体もそれぞれで、これから本格的に活動していこうとするときに、SNSもブログもやらないといけないの?とパニックになることも。
実はSNSにもブログにもそれぞれの特質と役割があり、それぞれの特質を上手に生かして活用すれば、見当違いのがんばりに時間や労力を費やすくことなく、楽しみながら情報発信していけます。
今日は情報発信において必須のツールである、SNSとブログの特質と役割を理解し、ストレスなく自身のビジネスに役立てていけるように使いこなしていきましょう!
SNSとブログ それぞれの特性とメリット・デメリットとは
SNSとブログに関しては、ビジネスや情報発信において必須なのでまずは使ってみようと使い始める人も多いかもしれません。
けれど、SNSやブログにはそれぞれの特性があり、そして使っていく中でのメリット・デメリットが存在します。
使う前にそのメリット・デメリットを理解していた方が使い分けがしやすいですよね。
なので、まずはSNSとブログのそれぞれのメリット・デメリットについて説明します。
まずSNSの特性とメリット・デメリットとして
というのがあげられます。
これらからみると、SNSの特性としては、発信内容も大事ですが、どちらかといえば「情報発信者」に対して興味・関心を持ってもらったり、ファンになってもらうことがメインになるツールになります。
SNSは基本的に自分が今、伝えたい情報を今すぐ発信でき、またその情報がシェア機能などによって拡散されやすい仕組みが整えられています。
そのためその情報が拡散されやすくしかもスピード感が早いため、上手く活用すれば多くの人に瞬時に情報を届けることが可能です。
ただSNS発信の場合、読んでくれる人は自分のフォロワー(ファン、関係性が何かしらですでにある人たち)が主になるんですね。
その為、まずSNSを始めるにあたっては、フォロワーの獲得をしていく必要がありまた人気ある人とない人ではっきりと差がでるものになります。
だからこそバズを狙って瞬時に多くの人に拡散したいと考える人も多いんだね。
また、SNSのメリットは今、旬の情報を流すことで即見てもらえることがあげられます。
逆にいうと情報が次々と流れていくので、以前の投稿を読んでもらうことは難しいです。
また情報やコンテンツを残しにくいので、長期的な生産性はあまりありません。
以上からみて、SNSは
・あなたの普段の考えや在り方を知ってもらう
・今すぐ届けたい情報を届ける。
・あなた自身への信頼を蓄積していくのに活用していく(ただしその場合は、発信を続けることが必要)
ことに適している媒体なのです。
SNSは情報発信もさることながら、フォロワーとの日常的なコミュニケーションをとるツールとして活用していくと、より濃いファンを作り、あなたのビジネスにとってプラスの効果をもたらしていきます。
ブログのメリット・デメリットとして
つぎはブログのメリットデメリットについてです。
というのが挙げられます。
ブログの特性としては、SNSとは違い情報発信者よりも情報内容に関して読み手は興味関心を持ち、記事内容に信頼を置きます。
SNSの場合は、そのSNSツールを使っている人に向けての発信となりますが、ブログの場合はその情報を知りたいという人であれば、誰でもネット検索してその発信を見ることが可能です。
まったくあなたのことを知らない人が集まってくれるのです。
またコンテンツの内容は、SNSよりもかなり深い専門的なことを書くことができ、カテゴリやタグなどで分類できるので簡単に過去の記事も検索できるんですね。
つまり読者にとってはブログを辞書的に使うことが出来るのです。
読者にとって有用な記事をためればためるほど、読者はその記事からあなたを信頼し、ファンにもなってもらうことも可能です。
ブログはSNSと違い、前提としてわざわざ読み手の方から検索して情報を取りに行くという姿勢があります。
読み手にとって必要な情報を発信していればいるほど、濃いファンになってくれる可能性が高いです。
しかしブログのデメリットとしては、SEO(検索上位にあげていくための知識)が必要になる、ブログを作るのにお金ががかかる、SNSとは違い結果が出てくるまでに時間がかかる、などがあるので、根気と継続力が必要になります。
SNSとブログの特性を4つに分けて適正な使い方をマスターしよう
上記では、SNSとブログの特性やメリット・デメリットについて説明しました。実はSNSとブログなどの情報発信ツールの性質はさらに4つのカテゴリーに分けることができます。
たくさんある情報発信ツールですが、その性質を理解せずに今はこれが流行っているからやってみようと追いかけ続けると、疲弊して発信するのが嫌になってしまうことも。
その4つの性質を理解すると、自分のビジネスにはどの情報発信ツールを使いどのように利用すればいいのか道筋を自分で立てられるようになってきます。
その4つの性質についてお伝えしていきますね。
ストック型
まず一つ目の性質として、ストック型というのがあります。情報を蓄積していくという意味です。
このストック型の代表的な発信ツールは、ブログ、youtubeなどが挙げられます。
これらは自分の記事やコンテンツを書きためて、それを読者が検索していく形になります。
大きな特徴としては(ここでは代表してブログで説明しますね。)
・過去の記事も、お客様の方が探して読んでくれる
・販売記事、自己紹介記事など読んでほしい記事を置いて置ける
などがあげられます。
ブログなどは記事を書けば書くほど、長く続ければ続けるほど記事がストックされていきサイト自体も強くなるため、検索からの流入も増えてきます。
また1年前などに書いた過去の記事からでもお客様が入ってきてくれるので、頻繁に更新しなくても新規のお客様と出会えるようになるのです。
ただし、ストックしておく記事内容が読み手にとって役立つような内容であることが大事なのと、時を経て古くなってしまうような情報は、こまめに更新しておく必要があります。
フロー型
次はフロー型という性質です。
フロー型には流動的、刹那的という意味合いがあります。
これに当てはまるのは、インスタ、ツイッター、フェイスブック、などSNS全般といえるでしょう。
フロー型の大きな特徴としては
・SNSなどでは、多くの人に一気に伝えることができる(瞬発力がある)
・拡散力がある
などがあげられます。
SNSなどは使っている人たちが多く、その発信をたまたま見てあなたに興味をもってくれるチャンスが広がります。
そこからシェアなどでどんどん拡散されるということがあるので、瞬発力拡散力はかなり高いのです。
しかし、あなたに興味を持ってくれても、基本的には
・古いものに関しては検索しずらい
・ビジネス色が強すぎる(内容がそればかり)だと嫌煙される
・発信をやめると反応がなくなる
などの性質があるので、意識しながら使うのが大事です。
PUSH型
プッシュ型とは、そのままで自分からお客様の手元まで情報を相手に届けるという意味になります。
これは、SNSでいえば、インスタやツイッターのダイレクトメール、ライン@、メルマガなどが当てはまるでしょう。
例として分かりやすくあげるなら、新聞の折り込みチラシ、飛び込み営業、勧誘の電話なども当てはまりますね(どれもあまりいい意味では使われませんが笑)
お客様の方がほしい情報かどうかは分からないけれど、発信者の方が伝えたい情報を伝えるという形になります。
主な特徴としては
・たまたまその情報を必要としている人がいたら、購入などにつながることもある。
・伝え方次第で、必要でないと思っていた人も、自分に必要なものだと考えて購入してくれる可能性がある。(しかしかなりのコミュ力が必要で、高難易度)
プッシュ型のメリットとしては、ブログやSNSなどとは、お客様の方にその情報を読むか読まないかの取捨選択権があります。
発信者側としては、自分のタイミングでその情報をお客様まで届けることができるので、とにかく一旦はお客様のもとに情報を届けることができます。
またプッシュ型のなかでも、メルマガやLINE@などは、あなたの発信に興味があって、わざわざ登録するというステップを踏んでいます。
濃いファンになってくれる可能性があるので、使い方は慎重に考えていくのが大切です。
ただ受け手にとっては、自分にとって必要じゃないものが手元に届くことがあるので、せっかく濃いファンになってくれそうな人が集まっていても内容次第ではブロック、フォローをやめる、メルマガを解除されやすいです。
でも結局より濃いファンが残ってくれることでもあるので、落ち込まなくても大丈夫です^^
普段の発信から受け手にとって必要な情報、お得な情報もしっかり伝えて信頼関係の構築をしておくことが大切です。
タイミングの見極め力も大事なツールともいえるでしょう。
PULL型
最後はPULL型です。PULLというのは、ひくという意味で「待つ」とも言えます。
この性質を持つのは、SNS全般、そしてブログ、youtubeなど主なメディアとなります。
これらは基本的に先ほどのPUSH型とは反対で
・受け手が、自分の行動したいタイミングで行動する
というものになります。基本的には受け手主体の取捨選択になるメディアなのです。
だからこそ、ここで押さえておきたいことは、発信者側は受け手の大前提が自分の発信を
・興味関心がない
・信じてくれない
ものである、といういことを理解して、いかにその壁を乗り越えて読み手に読んでもらえるような工夫を日々考えて発信していくかが大事。
これはSNSであろうとブログであろうと、ビジネスで使いたいと考えているなら必須だと理解してください。
以上がSNSやブログなど、情報発信ツールにおける4つの性質でした。
この性質をおおまかに理解しておくだけでも、自分のビジネスにおいて、今何を使いどのように利用すればいいのかが整理されてきます。
やみくもにやってみるよりも、まずは性質を理解して効率的に使っていくことを意識しましょう。
SNSとブログはどのように活用するのがよい?
さてここまでは、情報発信ツールのおもなメリット、デメリット、性質などを見てききました。
しかし実際に、SNSとブログの性質をどのように利用して活用すればいいのと悩む方もいるかもしれません。
活用の例を2つ書いておきますね。
その例を参考にして、自分自身のビジネスにどう使えそうか考えてみてください。
活用法1つ目:SNS⇒ブログ
基本的にSNSはフロー型の情報発信ツールになり、最新の情報やあなたの状況を多くの人に伝えることができます。
SNSなどは、それぞれの特質によっても違いますが、基本的にいいね、シェア、タグ付け、フォロー機能が充実しているので、ブログよりも多くの人に出会える性質がありますよね。
できるだけ多くの人に、あなたに(あなたの発信に)興味をもってもらう入り口として使うのがいいでしょう。
コンスタントに有益な情報を伝えたり、あなたの人柄などを知ってもらいながら興味関心をもてもらい、ブログなどのコンテンツに誘導していきます。
ブログやyoutubeなどのストック型のコンテンツをわざわざ見てくれるというのは、SNSだけよりもより濃いファンになってくれる方々と考えて間違いないでしょう。
なので、ここのコンテンツはSNSよりもしっかりと受け手が満足できるような内容を伝え手を抜かないのが大事ですね。
さらにブログであなたのファンになってくれた方に、PUSH型のメルマガやLINE@も登録してもらえるよう誘導するといいでしょう
ここまで登録してくれる人たちは、あなたの発信にかなり興味がありファンになっている人たち。メルマガやLINE@にはファンリストが集まっているようなものです。
さらに信頼関係を築きつつ、自分がなにか売りたいものがあればあなたのタイミングでそれを伝え、それが必要だと感じてくれている人たちは購入してくれるはずです。
活用法2つ目:ブログ⇒SNS
つぎに2つ目の活用パターンになります。
こちらなどは、なにか商品があるハンドメイドのクリエイターさんなどが活用しやすいかもしれません。
またブログやYoutubeなどのストック型のメディアがすでに育っており、そこからの検索流入がある方などもいいでしょう。
この場合の活用法としては、まずブログをコツコツとしっかり育てておく、そして過去の情報からも検索でブログにやってきてもらうことが大切です。
そのためにも役立つ情報をためて置き、作品などであれば詳しいその作品が生まれる過程や背景を載せる(作品だけでなく読み手にとってのお役立ち情報を載せる)、あなたやその作品、情報の価値を深く知ってもらえるような内容を書いていきます。
濃い、読み手にとって必要な情報を載せることで、あなたのファンになってくれます。ただし継続力は必要。
先ほど伝えたように、メルマガやライン@に繋げてもいいのですが、SNSに誘導する場合は、今、その時どきの旬な情報やあなた自身を知ってもらえる機会として活用するといいです。
ブログやYoutube のストック型メディアの性質上、深い情報は喜ばれますが、発信者自身についての人柄や魅力を伝えるのは少し難しいです。
また今、まさに伝えたい情報(たとえばハンドメイド商品であれば新作情報)などについてはあまり伝えられません。
その補完としてSNSを使えば、普段はなかなか顔の見えないお客さまとコミュニケーションを取れ、時にはどんなものをお客さまが求めているかをリサーチすることもできるのです。
SNSはコミュニケーションツールなのでお客さまとの距離がぐっと近くなります。
そのメリットを最大限活かすことが大事なんですね。
どの媒体を通すのであれ信頼を得ることが大事
自分は毎日の発信が苦痛ではなく続けられる、コミュニケーションをまめにとれる、という人はSNSがおすすめです。
逆に毎日の発信は苦手だけれど、コツコツ戦略的に深い情報を発信していけるのであればブログから力を入れるのもいいかもしれません。
もちろん両方やっていくのがベストですし、まずは情報発信ツールの性質と、自分自身の得意・不得意を掛け合わせた発信方法から始めるとやりやすいはずです。
重要なのはどの媒体を使うのであれ、相手との信頼関係をどれだけ築いていけるのか、どれだけ相手にとって喜ばれ役に立ち必要だと思ってもらえる内容を発信できるかです。
結局はどれだけ相手のこと、お客様のことを考えて行動できるかが大事になってくるんですね。
それができていない情報発信は、結局どこかでうまくいかなくなるのです。
逆に信頼関係をしっかりと作れるのであれば、たとえばSNSだけで販売・ブログだけで販売しライン@やメルマガは使わなくても商品は売れます。
なのでどんな媒体であれ、その性質を理解しながらしっかりとお客様と信頼関係をつくっていくよう心掛けていきましょう。
まとめ
以上、SNSとブログの役割や情報発信ツールの性質の違いや活用方法などについて、お伝えしました。
それぞれの性質を理解しそれにあった使い方をすれば、やみくもに使い始めて、うまくいかずに疲弊するということも避けられはずです。
自分のビジネスに必要な状況に合わせて、情報発信ツールの性質によって使い分けをして活用すれば、あなたのビジネスが飛躍していくための心強いツールになります。
SNSであれ、ブログであれ、ビジネスで使う上で一番大事なポイントは、いかにそれを通して自分に信頼を持ってもらえ、ファンになってもらのかということです。
ここをきちんと理解しておけば、自分が発信していく上で、今何をしていくのがベストなのかもわかるようになるので、しっかりと意識しながら発信を楽しんでいってくださいね!
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